スマホの持ち方はどのタイプ?腱鞘炎で痛みに悩まない方法とは?

腱鞘炎になりにくいのは「両手持ち人差し指タイプ」

「両手持ち人差し指タイプ」は腱鞘炎のリスクが最も低いです。

まず腱鞘炎ってどうしてなるの?なりやすい人は?対策はできる?実際なってしまったらどうしたらいい?この記事ではスマホ操作における腱鞘炎のリスクと対策について説明していきます。

腱鞘炎ってどうしてなるの?

腱(一般的にスジと言われるもの)は腱鞘というトンネルのようなものの中を通っています。正常であれば腱は腱鞘の中をスルスルとスライドしますが、腱鞘が腫れてしまうと腱は腱鞘の中をスムーズにスライドすることができません。これによって指を動かすときに痛みが走ったり、引っ掛かる感じがするのが「腱鞘炎」です。

からこ
腱鞘はどうして腫れてしまうの?
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指の使いすぎが原因で腱と腱鞘の間に摩擦が生まれるからだよ

「腱鞘炎」は基本的には指の使いすぎが原因で発症することが多いです。指先をたくさん使うお仕事をしている人は要注意です。例えばパソコン作業が多い人、ギターやベースの演奏者、料理人などがこれにあたります。そして現代で腱鞘炎になる原因として注意が必要なのがスマホの操作の仕方です。

おそらくスマホ操作の例として多いのが次の4種類だと思います。腱鞘炎のリスクが高い順に説明していきます。

①片手持ち親指タイプ

親指を画面の端から端まで動かすため、腱と腱鞘にかかる負担が大きくなります。そのため摩擦が大きく腱鞘炎のリスクが最も高いと言えます。仕事でスマホを使う機会が多い方、スマホゲームが好きな方、体の水分量が減る中年の方、高齢者の方は要注意。親指の付け根が痛いと感じたらスマホ操作の仕方を少し変えてみましょう。

②両手持ち親指タイプ

片方の手で支えがあるため、親指にかかってくる負担は「片手持ち親指タイプ」と比較すると少ないといえます。ただし「両手持ち親指タイプ」も親指の動かす範囲は広いため腱鞘炎のリスクは高くなります。

③両手持ち両親指タイプ

親指にかかる負担が左右で分散され、片方の親指を動かす範囲も狭いため腱鞘炎のリスクは低くなります。ただしスマホの使用量がかなり多い人はこの操作方法でも腱鞘炎になるリスクがあります。

④両手持ち人差し指タイプ(最も腱鞘炎のリスクが低い)

人差し指で操作する場合、手のひらがスマホに固定されないため腕全体を使用しての操作になります。そのため腱と腱鞘に生まれる摩擦は小さくなり、腱鞘炎のリスクは低いと言えます。

腱鞘炎にならないためにできる対策は?

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